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更新日:2023年02月07日

令和3年度 下水道事業会計決算

令和3年度は、「甲府市上下水道事業経営戦略」の経営方針である「①災害に強く快適な下水道(安全・強靭)、②将来に繋げる下水道(持続)、③お客様満足度の高い下水道(信頼)、④環境に配慮した下水道(環境)」に基づき、災害に備えた耐震施設整備や経年施設の更新を実施するとともに、公共用水域における水質保全の推進に努めました。


※1・・・償却資産の取得又は改良に伴い交付された補助金等(負債として計上)のうち減価償却費見合い分を収益化したもの。

※2・・・施設の建設・改良などにかかわる収支の不足額は、減価償却費などの現金の支出を伴わずに企業内部に留保されている資金などで補塡しました。


令和3年度末の下水道普及状況
処理世帯数   89,707戸(前年度比   662戸の増加)
処理件数    92,165件(前年度比   780件の増加)
汚水処理水量  32,537,621立方メートル(前年度比6,493,732立方メートルの増加)


経営状況
収益的収支は、収入7,398,887,309円、支出5,881,744,478円となり、1,517,142,831円の純利益となりました。
資本的収支は、収入3,228,850,718円、支出6,523,574,948円となり、3,294,724,230円の資金不足となりましたが、損益勘定留保資金(減価償却費などの現金の支出を伴わずに企業内部に留保されている資金)などで補塡しました。


建設改良事業
社会資本整備総合交付金対象事業については、積翠寺処理分区1件326.91m、濁川東一処理分区2件520.99m、濁川東二処理分区1件126.2m、中-1-5処理分区1件438.43mの下水道管布設工事、下曽根町地内にてマンホールポンプ1箇所2基を設置し、長寿命化対策として湯田二丁目地内外3件913.46mの管更生工事及び50箇所の人孔鉄蓋調整取替工事を実施しました。また、侵入水対策として、高畑二丁目地内外32箇所の人孔鉄蓋調整取替工事を実施しました。更に、地震対策として、大手二丁目地内外3件のマンホールトイレ設置工事を実施して20基のマンホールトイレを整備しました。

単独事業については、大里町地内外4件863.07mの下水道管布設工事、国母七丁目地内外7件497.73mの雨水渠工事、朝日五丁目地内外10件において、41箇所の人孔鉄蓋調整取替工事を実施しました。また、長寿命化対策として丸の内三丁目地内外2件741.14mの管更生工事等を実施しました。

浄化センターについては、下水道総合地震対策計画に基づき、令和元年度より行ってきた管理本館・脱水機棟の耐震補強工事が完成しました。ストックマネジメント計画として、令和2年度に策定した下水道施設(処理場・ポンプ場)修繕・改築計画に基づき汚泥脱水機更新工事に着工、また、委託業務として令和4年度の工事発注に向け、住吉中継ポンプ場沈砂池設備及び浄化センター中央監視設備の詳細設計を行いました。浸水対策として、浄化センター所管の施設に加え、マンホールポンプ場も含めた耐水化計画を作成しました。


令和3年度甲府市下水道事業損益計算書令和3年度甲府市下水道事業貸借対照表