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更新日:2024年10月15日

令和5年度 下水道事業会計決算

令和5年度は、「甲府市上下水道事業経営戦略」の経営方針である「①災害に強く快適な下水道(安全・強靭)、②将来に繋げる下水道(持続)、③お客様満足度の高い下水道(信頼)、④環境に配慮した下水道(環境)」に基づき、災害に備えた耐震施設整備や経年施設の更新を実施するとともに、公共用水域における水質保全の推進に努めました。


※1・・・償却資産の取得又は改良に伴い交付された補助金等(負債として計上)のうち減価償却費見合い分を収益化したもの。

※2・・・施設の建設・改良などにかかわる収支の不足額(収入から翌年度へ繰り越される支出の財源に充当する額を除いた額)は、減価償却費などの現金の支出を伴わずに企業内部に留保されている資金などで補塡しました。


令和年度末の下水道普及状況
処理世帯数         91,360戸(前年度比   148戸の増加)
処理件数          93,857件(前年度比   728件の増加)
汚水処理水量 32,216,465立方メートル(前年度比109,233立方メートルの減少)


経営状況
収益的収支は、収入7,292,380,189円、支出5,885,597,886円となり、1,406,782,303円の純利益となりました。
資本的収支は、収入3,477,447,074円、支出6,345,342,793円となり、2,957,895,719円の資金不足(資本的収入額から翌年度へ繰り越される支出の財源に充当する額90,000,000円を除いた額)となりましたが、損益勘定留保資金(減価償却費などの現金の支出を伴わずに企業内部に留保されている資金)などで補塡しました。


建設改良事業

汚水管渠整備事業として、積翠寺処理分区1件184.55m、濁川東一処理分区1件47.03mの下水道管布設工事、下向山町地内1件にてマンホールポンプ1箇所2基の設置工事、向町地内ほか11件692.96mの下水道管布設工事を実施しました。雨水管渠整備事業(浸水対策)として、大里町地内ほか9件243.78mの雨水渠工事を実施しました。管路施設の調査等及び改築事業(長寿命化対策)として、武田二丁目地内ほか3件の調査等の委託、相生二丁目地内ほか7件1240.05mの管更生工事等及び51箇所の人孔鉄蓋調整取替工事を実施しました。浸入水防止対策(管路)として、大手一丁目地内にて56箇所の止水工事等を実施しました。下水道地震対策事業(管路)として、上石田四丁目地内ほか3件のマンホールトイレ設置工事を実施して20基のマンホールトイレを整備及び東下条町地内ほか1件にて38基の人孔浮上抑制対策工事を実施しました。また、下水道改良工事として、相生一丁目地内ほか9件において、21箇所の人孔鉄蓋調整取替工事及び170.36mの管移設工事を実施しました。
浄化センターについては、下水道総合地震対策計画に基づき、塩素混和池と処理水ポンプ棟の耐震補強及び、放流渠等の耐震診断を実施し、ストックマネジメント計画として、曝気沈砂池及び送風機の長寿命化とNo.5汚泥脱水機の更新を完了しました。
住吉中継ポンプ場においては、下水道総合地震対策計画に基づき、汚水中継ポンプ棟の耐震診断調査を実施し、ストックマネジメント計画として、住吉中継ポンプ場沈砂池設備更新(機械設備・電気設備)工事が令和4年度より着工し、令和6年度に完成予定です。